主食用米の需要量の推移
27〜29年は平均約14万トン減少しました。
需給バランスを確保し、米価の下落を防ぐため、需要に応じた生産をしましょう。
主食用米の国内需要が減る一方で、まだまだ需要があるのは
飼料用米
畜産現場では輸入トウモロコシに依存する配合飼料原料の国産化を進めており、原料となる飼料用米の安定供給が求められている。
輸出用米
食料自給率・食料自給力の向上や米農家の所得向上を図っていくためには、海外市場に積極的に進出し、輸出を拡大していくことが課題である。
加工用米
焼酎・米菓、味噌などの加工用として、安定供給が求められている。
備蓄米
国は米が不足した時に備え、100万トン程度を保有することとしており、年間約21万トンを買い入れる。
園芸作物
中食・外食などの業務需要が増加しており、需要に応じた野菜などの園芸作物の生産体制の構築が求められている。
水田に園芸作物を導入して所得向上を
中食・外食など業務需要が増加しています。水田に園芸作物を導入すると、水稲を上回る所得が期待できます。
水稲専作(10ha)から一部を園芸作物に転換した場合の収益資産
- 労働力は(常時労働者)は2.5人
- 1人当たりの労働時間が最大で240時間/1か月(ただし5〜8月期)になるように高収益作物の導入面積を調整
水稲のみ
粗収益 | 11,340千円 |
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経営費 | 7,816千円 |
農業所得 | 3,524千円 |
水稲+キャベツ
粗収益 | 15,197千円 |
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経営費 | 11,054千円 |
農業所得 | 4,143千円 |
水稲+ネギ
粗収益 | 13,692千円 |
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経営費 | 9,383千円 |
農業所得 | 4,309千円 |
水稲+レンコン
粗収益 | 14,064千円 |
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経営費 | 9,088千円 |
農業所得 | 4,974千円 |