国は毎月1回「米に関するマンスリーレポート」を発行し、米の需給動向について最新の情報を提供しています。このページは、マンスリーレポートの要約版であり、特に重要な情報をお伝えすることを目的としています。
令和3年産米については、需給が緩み価格の下落が想定されますので、稲作農家の経営安定のため、引き続き主食用米から飼料用米等への作付転換にご協力下さいますようお願いいたします。
茨城県産米の相対取引価格の動向
令和2年産米の令和3年4月の茨城県産米の相対価格は、
コシヒカリ
13,748円/60kg (対前月比+724円、対前年比▲1,889円/60kg)
あきたこまち
13,453円/60kg (対前月比+418円)
スポット価格(日本コメ市場株式会社)は10,890円/60kgまで下落。(関東到着基準、1等、包装代込、税抜)
相対取引価格以上に、スポット価格や市場価格は下落しており、このトレンドが継続すると令和3年産米の出来秋時の価格は、平成26年産並まで下落することも懸念される。
各年の4月末の出荷と販売段階在庫量の推移
4月末時点の民間在庫(全国)は、231万トンで対前年比で27万トン増加している。
適正在庫量は6月末で180~200万トンと言われており、これを超えると米価は下落すると言われている。
業務用米を中心に、全国的に販売が滞っており、6月末の在庫量は200万トンを超えることも予想される。
現在の在庫量を加味すると、生産数量の目安以上に主食用米の作付面積を削減する必要がある。
米に関するマンスリーレポートについてくわしくはこちら(農林水産省)