国は毎月1回「米に関するマンスリーレポート」を発行し、米の需給動向について最新の情報を提供しています。このページは、マンスリーレポートの要約版であり、特に重要な情報をお伝えすることを目的としています。
令和3年産米については、需給が緩み価格の下落が想定される中、稲作農家の経営安定のため、主食用米から飼料用米等への作付転換をお願いしておりましたが、多くの農家の皆さまのご協力をいただき、ありがとうございました。
茨城県産米の相対取引価格の動向
令和2年産米の令和3年5月の茨城県産米の相対価格は、
コシヒカリ
13,475円/60kg (対前月比▲273円、対前年比▲1,969円/60kg)
あきたこまち
12,736円/60kg (対前月比▲717円)
3月~4月にかけて全銘柄平均の相対価格は横ばいで推移していたが、5月に入り下落幅が顕著になった。
5月の販売数量は、対前年比で小売事業者向けが108%、中食・外食向けが115%まで回復したが、コロナ禍前の令和元年5月と比較すると98.6%に減少。
各年の5月末の出荷と販売段階の在庫量の推移
5月末時点の民間在庫(全国)は、198万トンで対前年比で20万トン増加している。
適正在庫量は6月末で180~200万トンと言われており、これを超えると米価は下落すると言われている。
在庫量198万トンの内訳を見ると、出荷段階は162万トン(対前年比+24万トン)、販売段階37万トン(▲3万トン)と出荷段階の在庫が増加している。
本県の5月在庫量は7万トンであり、対前年比で約1万トン(+16%)増加している。
米に関するマンスリーレポートについてくわしくはこちら(農林水産省)