水田を畑地化して畑作物の本作化に取り組む農業者に対して、畑地利用への円滑な移行を促し、畑作物の需要に応じた生産を促進することを目的として、生産が安定するまでの一定期間、継続的に支援(伴走支援)を行うとともに、畑作物の産地づくりに取り組む地域を対象に、関係者間での調整や畑地化に伴う費用負担(土地改良区の地区除外決済金等)等に要する経費を支援します。
支援内容
令和5年度補正予算額:750億円
畑地化支援・定着促進支援
畑地化支援
水田を畑地化して、高収益作物及び畑作物(高収益作物以外)の本作化に取り組む農業者を支援します。
※畑地化とは、交付対象水田から除外する取組をいう(地目の変更を求めるものではない)。
定着促進支援
- 高収益作物
水田を畑地化して、高収益作物の定着等に取り組む農業者を5年間、継続的に支援します。 - 畑作物(高収益作物以外)
水田を畑地化して、高収益作物を除く畑作物(麦、大豆、飼料作物(牧草等)、子実用とうもろこし、そば等)の定着等に取り組む農業者を5年間、継続的に支援します。
高収益作物(野菜、果樹、花き等)
畑地化支援(令和6年産単価) | 定着促進支援(令和6年産単価) |
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140,000円/10a | 20,000円/10a×5年間 または 100,000円/10a(一括) 加工・業務用野菜等の場合:30,000円/10a×5年間 または 150,000円/10a(一括) |
畑作物(麦、大豆、飼料作(牧草等)、子実用とうもろこし、そば等)
畑地化支援(令和6年産単価) | 定着促進支援(令和6年産単価) |
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140,000円/10a | 20,000円/10a×5年間 または 100,000円/10a(一括) |
- 畑地化支援及び定着促進支援は農業経営基盤強化準備金制度の対象です。
産地づくり体制構築等支援
産地づくりに向けた体制構築支援
畑作物の産地づくりに取り組む地域を対象に、団地化やブロックローテーションの体制構築等のための調整(現地確認や打合せ等)に要する経費を支援します。
定額(1協議会当たり上限3,000,000円)
- 畑地化(交付対象水田からの除外)に際しては、借地の場合には、賃借人(耕作者)が土地所有者の理解を得ることが必要。
- 地域農業再生協議会において、土地所有者を含めた地域の関係者に対する理解の醸成等の取組を進めていくことが重要。
土地改良区決済金等支援
畑地化に取り組むことを約束した農業者に対して、畑地化に伴い土地改良区に支払う必要が生じた場合に、土地改良区の地区除外決済金等を支援します。
定額(ただし上限250,000円/10a)
畑地化促進助成
令和6年度予算概算決定額:2,905億円の内数
令和5年度補正予算「畑地化促進事業」と併せて実施
水田の畑地化や畑地化後の畑作物の定着までの一定期間の支援のほか、畑作物の産地づくりに取り組む地域を対象に、農地利用の団地化等に向けた関係者間の調整や種子の確保、畑地化に伴う費用負担(土地改良区の地区除外決済金等)を支援します。
畑地化支援
- 高収益作物 140,000円/10a
- 畑作物(麦、大豆、飼料作物(牧草等)、子実用とうもろこし、そば等) 140,000円/10a
定着促進支援(畑地化支援とセット)
- 高収益作物 20,000円/10a×5年間(加工・業務用野菜等の場合 30,000円/10a×5年間)
- 畑作物(麦、大豆、飼料作物(牧草等)、子実用とうもろこし、そば等) 20,000円/10a×5年間
産地づくり体制構築等支援
子実用とうもろこし支援
- 「水田農業高収益化推進計画」に位置付けられた産地の取組が対象
- 10,000円/10a